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歯科症例6

シェットランドシープドッグ 男の子 14才

顔が腫れている・鼻水に血が混じるとのことで来院され、術前検査の後、歯科治療処置を行うことになりました。

歯神経ブロック

スケーリング

 

歯周プローブ検査

ルートプレーニングとキュレッタージ

ポリッシング

歯科用軟膏の注入

大きな「口腔鼻腔ろう」(こうくうびくうろう)ができていたため、抜歯し縫合しました。
*口腔鼻腔ろう:上顎歯の歯肉炎によって上顎歯槽骨が吸収して鼻腔にまで達すると、口腔と鼻腔がつながって口腔鼻腔ろう(口鼻フィステル)となります。口腔鼻腔ろうができると、くしゃみ・鼻水・鼻出血・目やになどの症状がでてきます。
根本的治療は、まず原因となる歯を抜歯することです。
治療後は、抜歯してできた穴の部分を十分に掻爬し、粘膜で被って口腔鼻腔ろうを閉じることが重要です。

処置前

処置後


長時間の処置でしたが、順調に麻酔覚醒し、夜にはフードを食べてくれました。