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歯科症例37

7ヶ月 トイ・プードル 女の子

奥の臼歯の外側に茶色い穴があいている、乳歯(犬歯)が抜けずに残っているとのことで来院されました。
診察すると、上顎の乳犬歯が2本抜けずに残っており、臼歯部分に茶色い歯石が認められ、麻酔下での乳犬歯の抜歯を含む歯科治療処置を行うことになりました。
*乳歯が抜けないまま永久歯が生えた場合、そのままにしておくと永久歯の噛み合わせや歯並びが悪くなり、口内炎や歯周病の原因になります。
術前検査として血液検査・心電図検査を行いました。

歯神経ブロック後、スケーリング、乳犬歯の抜歯・縫合、ポリッシングを行いました。
歯神経ブロック

スケーリング

右上顎乳犬歯(○部分)

左上顎乳犬歯(○部分)

抜歯

抜歯・縫合し、フッ素配合の研磨ペーストで歯の表面をポリッシング

処置前(右上顎)

処置後(右上顎)

処置前(左上顎)

処置後(左下顎)

処置当日の退院でしたが、その日の夜からしっかり食べてくれて翌日の朝からはいつも以上に元気にしているとの報告をいただきました。

経過:処置から6日後に来院されました。歯肉の炎症は治まっていました。口を気にすることもないとのことでした。これからお口の中を健康に保っていただくため、歯みがきを開始していただくようお伝えしました。(歯みがきの仕方については処置前にお伝えしていました。)

ご家庭での歯のお手入れ、がんばりましょう!