シェットランド・シープドッグ 5才11カ月 女の子
歯の汚れが気になるとのことで来院されました。
診察では、歯石と歯肉炎が認められ、右頬が腫れていました。
そこで、術前検査の後、麻酔下での歯科治療処置を行うことになりました。
歯神経ブロック後、歯周プローブ検査、スケーリング、ルートプレーニング、ポリッシングを行い、歯周ポケットの深い部分には歯科用軟膏を注入しました。
歯神経ブロック
歯周プローブ検査
スケーリング
ルートプレーニング・キュレッタージ
ポリッシング
研磨剤や汚れをきれいに洗い流します。
歯科用軟膏の注入
処置前
処置後
処置後、夜にはフードを食べてくれました。翌朝には歯肉からの出血も治まっていました。
退院時には、歯科検診結果表をお渡ししています。
経過:退院後少し軟便だったそうですが、次の日には良い便になり、元気も食欲もしっかりあるとのことでした。
処置から8日後の来院時には歯肉の炎症はほとんどありませんでした。
歯周ポケットは、処置時のプローブ検査で5mm以上あったところが2mm程度になっていました。
歯科用軟膏を再注入して、これからお口の中を健康に保っていただくため、歯みがきの仕方についてお伝えしました。
ご家庭での歯のお手入れ、がんばりましょう!