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歯科症例22

シェットランド・シープドッグ 5才11カ月 女の子

歯の汚れが気になるとのことで来院されました。
診察では、歯石と歯肉炎が認められ、右頬が腫れていました。
そこで、術前検査の後、麻酔下での歯科治療処置を行うことになりました。
歯神経ブロック後、歯周プローブ検査、スケーリング、ルートプレーニング、ポリッシングを行い、歯周ポケットの深い部分には歯科用軟膏を注入しました。

歯神経ブロック

歯周プローブ検査

スケーリング

ルートプレーニング・キュレッタージ

ポリッシング

研磨剤や汚れをきれいに洗い流します。

歯科用軟膏の注入

処置前

 

処置後

 

処置後、夜にはフードを食べてくれました。翌朝には歯肉からの出血も治まっていました。
退院時には、歯科検診結果表をお渡ししています。
経過:退院後少し軟便だったそうですが、次の日には良い便になり、元気も食欲もしっかりあるとのことでした。

処置から8日後の来院時には歯肉の炎症はほとんどありませんでした。

歯周ポケットは、処置時のプローブ検査で5mm以上あったところが2mm程度になっていました。
歯科用軟膏を再注入して、これからお口の中を健康に保っていただくため、歯みがきの仕方についてお伝えしました。
ご家庭での歯のお手入れ、がんばりましょう!