歯科診療
人間の予防歯科が広く知られるようになりメディアでも予防歯科に関する情報宣伝広告を見ない日はありません。わんちゃんねこちゃんも同様で、口腔内の問題は循環器・泌尿器など全身の病気を引き起こします。
適切な予防歯科により、わたしたちの理念である動物とそのご家族の心身の健康と幸せを支えたいと考えています。
当院では、日本小動物歯科研究会 レベル1~4の講義・実習を修了した獣医師による歯科診察・治療を行っています。
詳しい内容はとよだ動物病院の歯科専用ホームページをご覧下さい。
仔犬の乳歯
犬の乳歯は生後4カ月から、切歯(前歯)→犬歯→臼歯(奥歯)の順で抜け、通常7~8カ月頃には永久歯へ生え変わります。この時、本来抜け変わるはずの乳歯が抜けず残ってしまい、新たに生えてきた永久歯と共存している状態を「乳歯の晩期残存」や「乳歯遺残」と言います。
特にチワワ・トイプードル・ポメラニアン・マルチーズなどの小型犬種に多く発生します。(顎が小さく歯が密集しているため)
乳歯が残っていることのデメリット
・乳歯と永久歯が密集していてその部分に毛や食べかす、歯垢が溜まりやすく歯肉炎や歯周病が起こる原因となります。
・歯と歯がぶつかったり、歯が歯肉に刺さり口腔内を傷つけることがあります。
・歯並びが悪い場合は、フードが食べにくかったり、こぼしてしまうことがあります。
このようなことが起きないようにお口の状態をこまめに確認し自然に抜けない場合は、適切な時期に抜歯を行います。
また歯並びが悪く、不正な歯が口腔内を傷つけるなどのトラブルが起こる場合や将来起こりそうな場合は、外科的矯正(歯列矯正)を行います。外科的矯正は子犬のある一定の時期しか行うことが出来ません。
その子によって、口腔内の成長の状態も様々なのでこまめな診察を行い、一番良い時期・月齢で処置を行う必要があります。
成犬になってからや、成長過程での口腔内のトラブルを防ぐために、早めの受診をおすすめします。
詳しくはとよだ動物病院 歯科専用ホームページ 仔犬の乳歯についてのページへ
歯周病について
歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の細菌によって、歯周組織が炎症を起こす「歯の周りの病気」です。
歯周炎と歯肉炎を総称して「歯周病」と呼びます。
3才以上の犬・猫の80%は歯周病であると言われています。
(最近の報告では小型犬の約90%が歯周病であるとも言われています。
犬・猫に多い口腔疾患 TOP3
※とよだ動物病院の歯科冊子より抜粋
わんちゃん・ねこちゃんの歯垢は、3~5日というスピードで歯石に変わります。(人は数日~25日)
歯垢や歯石は歯の表面だけではなく歯の内部(歯周ポケット)にまで入り込みます。
この中に入り込んだ歯垢内の悪玉菌が増殖することで炎症が起こり、歯肉や歯を支える骨が壊されていきます。
歯周病の詳しい症状・症例についてはとよだ動物病院の歯科専門ホームページ・歯周病ページへ
歯周病が進行すると
・歯を支える骨が溶ける
・歯がぐらつく、抜け落ちる
・口が痛くてご飯が食べられない
さらに進行すると
・顎の骨が溶けて、顎の骨が折れる
・血膿状態の鼻水が出る
・目の下の頬が腫れる、穴があく、膿が出てくる
歯周病は歯の病気ではなく歯を支える組織が壊される病気です。
このような症状がある場合はかなり重症です。このような症状が出る前にお早めにご来院ください。
詳しくはとよだ動物病院の歯科専用ホームページをご覧下さい。
歯周病と全身疾患
口腔内の細菌が血液をたどって、全身の臓器に悪影響を及ぼすことが分かっています。
重度の歯周病の治療はもちろん軽度のうちにこそ歯科専門への受診と治療をおすすめします。
毎日のデンタルケアでお口と身体の健康を守りましょう!!
より詳しい内容はとよだ動物病院の歯科専用ホームページをご覧下さい。
犬・猫の歯の本数は?
歯周病とは?
歯周病が全身疾患に影響?!
※とよだ動物病院の歯科冊子より抜粋
詳しくはとよだ動物病院の歯科専用ホームページをご覧下さい。
歯周病セルフチェック
1つでもチェックがついたら、お口のトラブルが起こっているかもしれません!早めのご来院をおすすめします!!
口の臭いが気になる
口をクチャクチャさせる
口の周りが濡れている
口を触ると嫌がる
乳歯が残っている
歯が茶色くなってきた
歯みがきをしたことがない
歯みがきしたら出血した
片側だけ目やにやナミダが多い
床に口をこすりつける
フードを食べにくそうにしている
フードをポロポロこぼすようになった
歯石がついている
より詳しい内容はとよだ動物病院の歯科専用ホームページをご覧下さい。