お知らせ
2015.04.19

歯科の治療と処置 60

 

猫(Mix)7才2カ月 女の子

歯石が気になる
食べた後に口を気にする仕草をする
とのことで来院されました。
診察では歯周病が認められました。
特に上顎臼歯部分は歯石が多く、ひどい炎症が起こっていました。

そこで、充分な術前検査後、麻酔下での歯科治療処置を行いました。

 

 

 

麻酔下での歯周プローブ検査・歯科レントゲン検査後、歯神経ブロック、スケーリング、ルートプレーニングを行いました。

  
歯周プローブ検査                 歯神経ブロック

  
スケーリング                  ルートプレーニング

歯周ポケットが深くぐらついている歯や、FORL(猫破歯細胞性吸収病巣)が認められた部分の歯は
抜歯処置・洗浄・縫合を行いました。

 

 

 

FORL(猫破歯細胞性吸収病巣):歯を溶かしていく進行性の疾患です。
                進行すると歯の象牙質や歯髄が露出し、痛みを生じます。

 

 

 



  
処置前(右上顎)                 処置後(右上顎)

  
処置前(右下顎)                 処置後(右下顎)

   
処置前(左上顎)                 処置後(左上顎)

    
処置前(左下顎)                  処置後(左下顎)

 

 
 退院時に歯科検診結果表をお渡ししています。


経過(処置から8日後):「元気も食欲もあります。口はまだ少し違和感があるようです。」とのこと。
歯肉の炎症はかなり治まっており、抜歯部分の縫合糸がまだ残っていましたが、抜歯窩はきれいに閉じていました。

これからお口の中を健康に保っていただくため、歯みがきの仕方についてお伝えしました。

  


 ご家庭での歯のお手入れ、がんばりましょう!   

 

 

 

 

 

 


 

 

<参考>

*歯周プローブ検査:歯周ポケットの深さを1本ずつ測定します。

*ルートプレーニングとキュレッタージ:歯科治療処置では、見えている歯垢や歯石を取るだけではなく、
                   歯周ポケットの中もきれいにすることがとても重要です。

*ポリッシング:歯石を除去すると歯の表面には目に見えない傷がつき、歯垢・歯石が付きやすい状態になっています。
        専用の研磨剤と機械でツルツルに磨き、処置後もお口の中を健康に保てるようにしています。

ペインコントロール:できるだけ痛みのない手術や処置のために。そして、より安全な麻酔のために。

 

 院長は日本小動物歯科研究会に所属、技能レベル1~レベル4まで、動物歯科の全レベルを修了しており、
当院ではそれに基づいた適切な歯科治療を行っています。      

 

日本小動物歯科研究会HP 「無麻酔で歯石を取る?!」
<コラム>デンタルケアのお話 

 

 *歯科の治療と処置 一覧はこちらをご覧ください。